XBOX360

360「Left 4 Dead」

2008 / EA / Valve / 360 PC

↑全てはここから始まった

Xbox360ソフト「Left 4 Dead」を紹介

本作は2008年に発売された傑作ゾンビゲーム。PC版とXbox360版が発売されており、国内版もリリースされてますが表現等の規制は一切無く最高です。

海外版の発売日に購入し、以後数年遊び続けている大好きなゲームの一つで、続編の「Left 4 Dead 2」が発売されている今でも無性にプレイしたくなる作品です。

開発は「Half-Life」を製作した「Valve Software」が担当。

↑来るんじゃねぇ!!

2WEEKS LATER….

舞台はアメリカの北の大地、感染者が出てから2週間…主人公達はそれぞれ命からがら逃げ延びてきた年齢も人種もバラバラの見ず知らずの4人。
荒くれ者のバイカー「フランシス」、軍人のおじいちゃん「ビル」、企業で働くサラリーマン「ルイス」、紅一点の「ゾーイ」、プレイヤーはこの中から1人を選び、他の3人と協力しながら感染者が溢れる街からの脱出を目指します。
 
ゲーム内容はいたってシンプルで、スタート地点から、次のチェックポイント=「セーフルーム」まで生き延びればいいだけです。ストーリーはあって無いようなもので、1ステージ毎に完結してますしかなり気軽にプレイできます。
ステージはいくつかのチャプターで区切られており、最終チャプターでは救助を要請し、助けが来るまでひたすらゾンビたちと戦う「フィナーレ」となります。文字通り地獄絵図です。笑

↑ゾンビゾンビゾンビ!

プレイヤーめがけて一直線

本作のゾンビは走ります。そりゃもう猛ダッシュです。
00年代以降のゾンビ映画では通例となった走るゾンビ、映画となると走るも歩くも甲乙つけがたいですが、このゲームでは走って大正解。だって怖いんですもん。笑

遠目でこちらに気付いていなければとろとろしてるのですが、気付かれると猛ダッシュで迫ってきます。間違えて車のアラームなんか鳴らしてしまったら、そりゃもう四方八方から主人公めがけて何十体と走ってきます。

また、要所にゾンビが大量発生する「クレッシェンド・イベント」なるものが用意されており、「シャッターが開くまで耐えるんだ!」「列車を走らせたらセーフルームまで猛ダッシュしろ!」などの熱いイベント盛りだくさんです。

↑コイツ出てきたらヤバイぞ!

クリーチャーショック!

ゾンビ=感染者なのですが、中には突然変異した凶悪な特殊感染者がおり、個性的な攻撃でプレイヤーを苦しめます。
特殊感染者は5種類おり、頻繁に出現する3種類ボスクラスの2種類がいます。頻繁に現れるのは、飛び掛ってくる「ハンター」、長い舌で締め上げる「スモーカー」ゲロを吐きかけてゾンビを呼び寄せる「ブーマー」で、ハンターとスモーカーに至っては攻撃されると、仲間に助けてもらうまで自分では身動きがとれない状態になってしまいます。

↑誰か助けてくれーッ!

ボスクラスの敵は、普段は大人しいが見つかると死ぬまでボコボコにする「ウィッチ」、本作における最強の敵「タンク」の2種類。あまり出現しませんが、1体でも現れるとチームを壊滅させる突破口となりうる危険な存在です。

この特殊感染者達のおかげで、プレイに緊張感が増し、視覚的にもゲームシステム的にもいいスパイスとなっているのではないでしょうか。

↑武器性能はどれも一長一短

とりあえずショットガンだろ!

携帯できる武器はメインが一丁のみで、後はサブのピストルと、投擲武器(火炎瓶かパイプ爆弾)が1ヶ携帯できます。登場する重火器は決して多くなく、初期装備のサブマシンガン、ショットガンに加え、ステージの途中で拾える「アサルトライフル」「オートショットガン」「ハンティングライフル」の5種類です。
上位の3種類はそれぞれ一長一短あり、バランスが取れています。
ですが個人的にはオートショットガンでゾンビの群れを一掃するのが気に入っています。

投擲武器の2種類は、ゾンビ達を燃やし尽くす火炎瓶と、「ピコン….ピコン….」と音を鳴らしゾンビをおびき寄せ、一定時間後に爆発するパイプ爆弾があります。

↑ゾンビ共を一網打尽

投擲武器の使いどころがクリアへの一番のポイントでもあるので、積極的に戦闘に取り入れていきましょう。上手い人は武器の使い方がすごく上手なんだよなぁ…。

この手のゲームでは上手い人のワンマンアーミーや、一人だけ先に進んでしまうなどのプレイが起こりがちですが、上の項で前途した通り、ハンターやスモーカーなどの特殊感染者に捕まってしまうと、仲間に助けてもらわない限り身動きが取れないので、常にまとまって行動し、助け合わないとクリアできないというところが本作の最大の特徴であり、成功した理由でしょう。

↑四方八方から迫り来る

プレイバランスとランダム性

本作の特徴として、プレイごとに毎回敵の配置や、アイテムの配置がランダムに変わるシステムを取り入れていることが挙げられます。
こういった配置には個人のプレイスタイルも反映されており、上手いプレイヤーには特殊感染者が多く出現するなど随時自らのプレイが反映されていきます。

また、難易度は4種類用意されており、イージーやノーマルなら初心者でもクリアできますが、それ以上のアドバンスドエキスパートとなるとかなり難易度は跳ね上がります。

エキスパートではゾンビに数回殴られるだけで瀕死の状態になり、開始10分で全滅なんてざらにあります。ノーマルでは全チャプター通しても1~2時間程度なのですが、エキスパートでつまずいてしまったら(本作ではチャプター毎のライフ、アイテム類などは持ち越しなので、瀕死の状態でスタートなんて事も….)5~6時間、下手したらそれ以上かかってしまう恐れも!….。

↑映画のポスターみたいだ

主人公はキミだ(棒読み)

ステージは4種類用意されていて、病院の「ノーマーシィ」、空港の「デッド・エア」、海沿いの町「デス・トール」、山奥の「ブラッド・ハーベスト」とあり、フィナーレの救助がそれぞれジープだったり、ボートだったりと細かい演出があります。

ステージも室内、野外共にさまざまなシチュエーションが用意されており、ディティールも素晴らしくよくできています。所々、製作者がふざけて残した落書きなんかも見ることが出来ます。

↑今にも飛び出してきそうな雰囲気

ちなみに毎回最初のロード画面では、選んだステージの映画風ポスターが拝めます。笑

また、本作ではクリア後の成績が映画のエンドロール風に表示されたり、ゾンビラッシュの前に不穏な効果音が流れたりと、なにかと凝った演出がなされており好感度高しです。

↑納得のヘッドショット!

シンプルで奥深いコープFPSの金字塔

言ってしまえばセーフルームからセーフルームへ行くだけの、やってることは単純なんだけど、クリアできそうで出来ない!でも出来なくもない!絶妙なゲームバランスで、この辺りがべらぼうに良く出来ており、何度もプレイしてしまう中毒性があります。
(生存者と感染者に分かれての対戦モードも搭載!)

ヘッドショット、欠損系のゴア表現も高いですし、仲間と連携できた時や、苦労してセーフルームにたどり着いたときなんかの達成感、爽快感はハンパ無いです。

続編が既に出ていますが、ストーリーがリンクしてる点もあり、ネットに繋がずとも画面分割で2人プレイできますし、今なら海外版なんて数百円で買えてしまうので、プレイした事が無いのであれば即買いを推奨いたします。(海外版でも普通に日本語字幕出ます。マルチランゲージ仕様。)以上ありがとうございました。

↑洋ゲーなのにキュートじゃないか!
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