2010 / Bandai Namco, BottleRocket Ent / 360 PS3
北米版Xbox360ソフト「Splatterhouse」を紹介!
飛び散る血!引き裂かれる肉片!超絶バイオレンスアクションゲームの本作は、1988年にアーケードで登場した伝説のゲーム「スプラッターハウス」のリメイクです。
オリジナルは日本のゲームですが、2010年何を血迷ったか海外で勝手にリメイク!
もちろん日本発売は絶対出来ないような内容となっております!
血で血を洗う黙示録
本作はひたすら怪物どもを殺戮しまくるアクションゲームです。
基本的に素手攻撃なのですが、たまに落ちている「肉切り包丁」や「釘バット」、「怪物の頭・腕」なんていう武器も使うことが出来るという凶悪仕様。
X「パンチ」、Y「強パンチ」、B「掴み」この3つを軸に殺戮コンボを繰り出していきます。また、敵を倒すとブラッドメーターなるものが溜まっていき、溜まった血でコンボや身体能力を上げることが出来ます。最初は弱いですが、「百烈パンチ」や「ショルダータックル」なんかを覚えると流れるように撲殺できるようになるので最速でアンロックしていきましょう。
これがビーストウォーズだ!
敵を倒していくとブラッドメーター以外にも、ライフメーターの下にあるゲージが溜まっていき、Lトリガー+B、X、Yボタンでそれぞれゲージ消費の特殊攻撃が発動できます。
Bボタンは近くの敵から体力を吸い取って自らを回復することができ、Xボタンは両手が大きなハサミとなり、前方の敵を真っ二つに切り裂きます。Yボタンは地割れを起こし、直線上にいる敵を粉々に破壊します。
そしてLBボタンでゲージを全部消費するとスーパー殺戮タイムの「バーサークモード」が発動でき、中ボスクラスでも瞬殺のすさまじい格闘超人っぷりを楽しめる某無双ゲーも真っ青な事態となります(笑)バーサークモードでは同時に体力全快になるので切り札に取っておくのがベター。ザコに使うにはもったいないぞ!
ヘルストーリーは突然に
物語は唐突に始まります。血だらけで倒れる男、散らばる写真……。彼の名は「リック」どうしてこうなったかフラッシュバックするも思い出せない。覚えているのは彼女「ジェニファー」が連れ去られてしまったこと……。
明らかに死にかけているこの状況、彼は声を聞きます。その声の主は「ヘルマスク」偶然か否や彼の目の前に落ちてきたこのマスクは彼に「私を信じろ、マスクを被れ」と……。
ヘルマスクを装着するリック。↓
ウォォォォォオ!!!
マスクを装着や否や雄たけびを上げながらのた打ち回るリック!
お気に入りのバンドTシャツは弾け飛び、体中の筋肉がウルトラ増強!!
そして華奢な体が瞬く間にヘルボーイ仕様に!!!
な…なんじゃコリャーッッッ!!!
強大なパワーを持って瀕死の淵から蘇ったリックは、連れ去られてしまった彼女ジェニファーを助けるべく、この悪の巣窟「スプラッターハウス」の奥深くに向かうのです……。
というのが本作の大まかなストーリー。突然始まり状況も分からぬまま進むのですが、ゲームを進めていくと記憶の断片が蘇り、物語の全貌が明らかとなっていきます。
ジェニファー探索珍道中
本作のチャプターは全部で12面。暴れまわるのは屋敷や精肉場、遊園地までもが殺戮の舞台となり、ゲームに登場する遊園地フェチな僕としては最高のシチュエーションであります。
また、巨大ボスとの戦闘や、ステージ毎にさまざまなギミックが用意されているので、あまりマンネリにならずに最後まで楽しめること間違い無しです。
ステージ終盤では、屋敷そのものが生命体みたいな面もあり、
たとえば…。巨大な目玉があると……↓
と、己の怪力で引っこ抜いて道を作ったりと…。おおよそ日本では絶対採用されないような仕掛けもあり、バイオレンスジャンキーも大満足な出来栄えとなっております。
他にも敵を巨大なオーブンでチンしたり、巨大なミキサーですり潰したりと極悪非道アタックのオンパレード!この出血量は必見です!(笑)
フェイタリティィィィィイ!
基本的には打撃技などで倒していくのですが、敵の体力が少なくなると赤く点滅しだすのでその時すかさずBボタンを押せば泣く子も黙るフェイタリティタイム(処刑)の始まりです。
画面が暗転し、コマンドが表示されるので入力すると、両腕を引きちぎったり顔面を引っこ抜いたり等の激グロ殺戮ショーが拝めます!しかもモンスターによってはケツから腸を引っこ抜いたりする地獄絵図になるので必見の要素と言えるでしょう!
中ボスクラス以上になると普通の打撃だけでは苦しくなってくるので、効率よく倒すためにも積極的に使っていくのがオススメです。
意外と多いサブモード&アンロック機能
本作ではストーリー以外に、ウェーブ形式の「アリーナ」やストーリーの進行具合でアンロックされる「クラシック」なるものがあり、クラシックではなんと過去の作品「スプラッターハウス」「スプラッターハウス2」「スプラッターハウス3」の三部作がすべて遊べるという神仕様となっております!!
そしてストーリーモードで見つけることができる「ジェニファーの写真の断片」を集めると、「ギャラリーモード」で18歳未満禁止のセクシーショットを見ることが出来るんです!
特別にちょっとだけお見せしましょう!!
当サイト独自にモザイク処理していますが(兄貴たちスマン…)、ゲーム内だと普通に乳首が見えちゃっています。いや、ビーチクが拝めるとはマジで驚きですはい……。
このギャラリーがあるおかげで収集にも熱が入りますね!!……しかしなんちゅー写真を撮ってやがるんだこのバカップルは(笑)
もちろんクリア済みのステージはステージセレクトで何度もやり込めますし、一度クリアすると手に入る「強化ヘルマスク」でパワーアップしてスタートできたりと、クリア後のお楽しみも用意されています。どうでもいいですが主人公はNIKEを履いています(笑)
STELLAR METAL SOUNDTRACK!!
とパッケージにも掲載されている通りBGMは全てメタルサウンドです。
もちろんバイオレンスなゲーム性とも相まって非常にマッチしおり良い感じです。
中でも驚いたのが、一番最初のステージでチュートリアルがてらバーサークモードを体験できるのですが、ゲームが始まるや「こ……このイントロ…もしやMunicipal Wasteではないか!」と嬉しい驚きもありました!(好きなバンドです。因みに曲はAigorous Uengeance!)
他にも、「Lamb of God」「Mastodon」「Five Finger Death Punch」とかなり強力なメンツになっているので、この辺りの音楽が好きな方なら一粒で二度美味しいこと間違いなし!
近年稀に見る流血っぷり
プレイ中は基本的に画面が赤く染まり、とにかく血が飛び散りまくる仕様。
オリジナルの「スプラッターハウス」も暴力表現を全面に打ち出したゲームなので、その精神は3Dで蘇った本作にも存分に受け継がれています。
難点を言えばロードが長いのと、ステージによっては画面が暗くて見にくいぐらいって感じなのですが、ぶっちゃけ許容範囲なので安心してください。
人を選ぶゲームというのは間違いないですが、バイオレンスなゲームを求めている方ならきっと面白いと感じて頂けると思います。日本発売はありませんが、北米版、欧州版共に国内本体で起動できるので、興味がありましたら一度遊んでみてください!以上!