1998 / Activision / Neversoft / PS
プレイステーションソフト「Apocalypse」を紹介!
プレステの洋ゲーマー御用達の知る人ぞ知る名作!
ハリウッドスター「ブルース・ウィリス」を主演に迎えたSF全開のアクションシューティング!
開発は「Tony Hawk's」シリーズでお馴染「NeverSoft」日本での発売は「サクセス」だ。
フィフィスエレメント+α
時は近未来、謎の宗教者「リバレント」によって科学が弾圧された時代。
主人公となるのは「トレイ・キンケイド」(ブルース・ウィリス)、彼は優秀な科学者だったがリバレントによる弾圧を受け、彼の研究は強奪されてしまう。驚異的なテクノロジーを手にしたリバレントは大量虐殺 ”ハルマゲドン”を起こそうとしている!食い止めろブルース!
と、説明書を読まなければ絶対に分からないであろうストーリーを背景に、ボス戦を含めた全16ステージで戦いを繰り広げていきます。
ゲームオリジナルの未来都市が舞台なのですが、宙に浮くホバータクシーや怪しい漢字のネオンサインなどどこかで見たようなフィーチャーが目白押しで、ロボット工場からきったない下水道までもがステージとして遊べるというサイエンスフィクション大盤振る舞いでお届け!
スマッシュTVライク
基本操作は左スティック(方向キー)で移動、右スティック(□×○△ボタン)で押した方向に攻撃と少し独特で名作「スマッシュTV」の操作と同じ、それに加えR1でジャンプ、R2でスマートボム、L1でしゃがみ&ローリング、L2で武器チェンジと全ての指を使い、プレイ中はガチャガチャ忙しい印象。
登場するウェポンは初期装備のマシンガン含め「ロケット」、「パルスレーザー」等の8種類。
初期装備は弾数無限ですが、拾ったウェポンには制限があり、右上の青いバーが無くなるまで撃つことが出来ます。マシンガンが初期装備ってのはナイスな仕様だな!
また、拾ったウェポンはストックすることができるので、大量の敵には「火炎放射器」や「グレネード」、飛んでいる敵には「ホーミングミサイル」や「炸裂レーザー」などと使い分ける事が可能。とは言っても結構豊富に落ちてるので、あんまり考えずにガンガン撃ちまくるのがこのゲームの正しい遊び方といえよう!
シュート・スピード・キル・ジャンプ
非常にアクション性の高い本作は、主人公を攻撃してくるモンスターやロボットと同時に、その足場の悪い地形とも戦わなくてはなりません。基本的には敵の攻撃が激しくとも、ウェーブを乗り切れば回復アイテムが出現することが多く、その点ではあまり難しくはないですが、落下などのミスはそれだけで残機が減るのでかなり注意が必要です。
操作系統は忙しいながらも洗練されているので操作は大丈夫ですが、たまに変なタイミングでカメラが切り替わったりするので着地地点が分かりにくく落ちてしまうこと多数。
というかまじで工場ステージの溶岩リフトやラスト前のホワイトハウスは地獄!
まぁ、某N64の時空戦士ゲーに比べたら大分マシだけどな(笑)
ラスボスだからって調子のんなよ!
本作の目的は邪悪な宗教者「リバレント」を倒すことです、その前にまず「4人の騎士」と呼ばれる、四天王を倒さなければならず、ステージの要所にはボス戦が用意されています。
四天王は「死」、「疫病」、「戦争」、「野獣」とカッコよさが微塵も感じられないナイスなネーミングが付けられている割には、ほぼゴリ押しでなんとかなるというのがたまらない。
だが、リバレント 奴は違った。
最後だからって「第5形態」まであるとかなんなんだ!あって第3形態ぐらいがいいところだろう。倒す度にライフ増強で復活&足場崩壊でなんとか第4形態倒したときにはもう瀕死状態。そこからの体力マックス復活で足場ゼロの零距離戦闘とか絶対無理だろ!ホーリーシットだ!
ああ、いいモデリングだ!
CGで再現されたブルース・ウィリスは結構イイ感じで、ステージクリア後に流れるムービーで拝見できます。そして特筆すべき点としてムービー中のセリフ、ゲーム中の雄叫び(笑)等すべての吹き替えを本人がやっていることが挙げられます。
なんでも本作はブルース・ウィリスサイドが直々に持ち込んだ企画らしく、そのノリノリの吹き替えからも高いテンションが感じられるだろう。ことあるごとに「Year!」とか「Wooooow!」とか叫びまくる様を見ているとそれだけで元が取れますよ。ええ。
また、CGムービーだけでなく実際の映像でもちょこっと出演しているらしいのですが、全然気づかなかったぞ(笑)ただ、ブルースは確認できませんでしたが確かに実写映像も使われております!
電光掲示板要チェック!
おもしろい要素というかお約束というか、本作では実際の海外のバンドの楽曲をいくつか使用しており、ゲーム中に出てくる電光掲示板等でミュージックビデオが見れます。
容量の問題なのか残念ながらフルでの視聴は出来ないのですが、なんと「Snot」や「System Of A Down」の楽曲が収録されており「まさかこんなプレステのゲームで聞けるとは!」と、うれしい悲鳴。(ちなみにSystem Of A Downは名曲「War?」が聞けるぞ!)
開発元のNever Softの作るゲームは版権曲を使用したものが多く、本作も例に漏れず渋い曲で楽しませてくれます。
男性ホルモン満載の佳作
プレイした率直な感想としては「もう、パッケージそのまんまのゲームやん!」というところですかね。そうなんですよ、とにかくブルース・ウィリスを堪能するためのゲームなんですよ。
映画での印象をそのままゲームに持ってきて、尚且つアーケードライクなシューティングと融合してって、面白くないわけが無いんですよ! 無論、じっくり腰を据えてやるゲームでは100%ないので、適当な時間に適当にプレイするのが最高のプレイスタイルだといえます!
現代に生き残るプレステオールドゲーマーは「ザ・フィフス・エレメント」と合わせてマストバイの作品。500円以下で見つけよう! 以上!