1996 / EA / SS PS 3DO
セガサターンソフト「Road Rash」を紹介
これぞバイクゲーム界におけるアンダーグラウンド!!
そう、洋ゲーフリークス御用達の一品である本作はバイクレース+鉄パイプの奇跡的な融合により生み出されたスラッシュ・バイクレースゲーム。邪魔なライバルをチェーンや鉄パイプでシバき回し、飛び出す一般人をはね飛ばしながらながらゴールを目指す超バイオレンス作品。
う~む…こいつはただ者ではない!!
RIDE TO HELL !!
ロードラッシュ…1992年にメガドライブで第一作目が発売され全米でヒット、当初からバイオレンス全開のB級作品でしたが肝心のレース部分自体も良く出来ており、その後メガドライブでは3まで発売される人気シリーズとなりました。そして1996年、ゲームシステムはそのままに濃いアートワークや実写映像を搭載し大幅にパワーアップさせたのが本作なのです。
ゲームモードは3種類で、ストーリーの「ビッグゲームモード」、文字通りの「タイムトライアル」、そしてインスタントレース「スラッシャーモード」が存在。メインとなるビッグゲームモードは全5レベルのストリートレースで最速を目指します。稼いだ賞金で新しいバイクを買ったり、レース前にバーに行きライバル達から情報を得たりする謎のプチアドベンチャー仕様(笑)
ちなみにシリーズ通して鬼の難易度で有名で、レベル4以降難易度が跳ね上がる模様。
自分、たしなむ程度の腕なんでクリア無理っス!!(笑)
ビバ・スラッシャー!
操作方法はBボタンでアクセル、Aボタンでブレーキ、そしてCボタンでロードラッシュ最大の肝である「攻撃」が行えます。普通のレースゲームと違い本作では「スタミナメーター」なるものが搭載されており、攻撃されると減っていき無くなるとクラッシュしてしまいます。
攻撃方法は数種類あり、Cボタンを押すと直前に押した方向キーの方向に従って攻撃、方向キー上+Cボタンでバックアタック、方向キー下+Cボタンでキックを繰り出します。また、武器を持っている相手を素手で攻撃すると相手の武器を強奪出来ます。
通常攻撃は相手のスタミナを削るときに使い、背後の敵にはバックアタック、そしてキックは相手をはね飛ばすことができるので対向車や街路樹に突っ込ませるのが有効。様々な状況により攻撃方法を使い分けていくことが名スラッシャーへの近道です。
あ、ちなみに言っておくとこの攻撃、レースをやる上で特に重要ではありません(笑)
ゲームの目的は上位3位以内に入ることなので、何人シバこうがクラッシュさせようが関係ないのです!それにもかかわらずチェーンや鉄パイプなど使用でき、裏拳まで繰り出せる辺りが製作者の情熱を感じます。最高。
ひたすらに濃いゲームデザイン
ゲーム内容も然ることながらアートワークにおいてもかなり強烈な個性を放っている本作。
ビッグゲームモードで登場するキャラもイカしており、ピアス姉ちゃんやモヒカン野郎など絶対ハードコア聞いて育ったであろう奴ばっか登場します(笑)
そして本作で大フィーチャーされている実写ムービー!!
特にストーリー等は語られないのですが、レース前や優勝シーン、途中リタイヤなどで毎回イカしたムービーが入ります。そしてその全てに数パターンのムービーが存在し、状況に応じてランダムで流れるというこの気合の入りよう。
一般的なゲームの法則として、実写映像が使われているゲームは”必ず”と言っていいほどダサくなってしまいます。が!!本作ではふんだんに実写映像が盛り込まれているにもかかわらず何故か異様にイカしているのです!!(笑)
レースに負け、頭からビールをかけられたかと思えば、今度は優勝して金髪ギャルお持ち帰りというこの単純さ!!短い映像ですがなかなかB級テイスト溢れる仕上がりで好感度バツグン!!
ただ全ての映像がセピアがかっているのは突っ込まないでおこう!!な!!
ウィーアー・ブロッケンボーンズ
あ、もう一つこのゲームの変わった要素を紹介しなければなりません。
非常に重要な要素です(笑)
コケます。超コケます。
そりゃ公道で200kmも出してたらクラッシュしまくりなのですが、これが面白くてハイスピードで突撃しようものなら数十メートルはぶっ飛び、軽く走馬灯を拝めます。
そして確実に死んだであろうクラッシュでも何事も無かったかのように起きます。
ちょっと変わったシステムなのですが、クラッシュしてぶっ飛ぶと復帰するには自力で歩いてバイクまで戻らなければなりません。一応自動で歩いて戻ってくれるのですがここは車の行き交う公道。
ほっておくとライバルのバイクや車にはね飛ばされてしまうので、方向キーで避けながらバイクまで戻るのです。ただそれが数十メートル級のクラッシュにもなるともはや何のゲームやってるか分からなくなります(笑)勿論、ライバルもクラッシュしまくるので見つけたらゴー・スラッシュで!!
こういう一風変わったシステムも第一作目から受け継がれており、ロードラッシュ名物と言えます。でも何故か最新作「ROAD RUSH Jail Break」ではこの部分が削られておりファンから大不評を買ったそうです…(笑)
激渋サウンドトラック!
そしてこれもかなり重要な要素であるBGM。
ゲーム機を起動すると初めに聞こえてくる聞き覚えのあるギターリフ……。
「……な!?これはあれだ!!サウンドガーデンじゃないか!!」そう聞こえてきたのは名曲「Rusty Cage」。意外すぎる選曲です。
本作では実際のミュージシャンの楽曲を多数収録されており、「Soundgarden」を始め「Hammerbox」「Paw」など6バンドが楽曲提供しています。正直全然知らないバンドばかりでしたが、ガレージ/オルタナ系で統一されたサウンドトラックはすごくカッコ良く非常にイイ感じでした!
1バンド1~2曲ほどなのですが「Soundgarden」はなんと4曲も収録され、大好きな「Superunknown」も入ってるという大盤振る舞い!そして「Paw」と「Swervedriver」に至っては本作とのタイアップ曲まで収録されています(MVも入ってるぞ!)。
と、かなりサウンド面に力が入れて作られています……ただし!!!
肝心のレース中は一切流れません(笑)
おい!!なんだよ!!オープニングで期待させておいてこのザマかよ!!
処理の関係なのかは分かりませんがレース中はンモンモしたベースの簡易的なBGMが流れるだけ……いや、ゲームはすげー面白いんだけどこれにはちょっとガッカリ!!
総評、長時間プレイは危険
鬼のスピードでスクロールする画面は非常に目が痛くなります(笑)
やはり往年の名作たるや貫禄が半端ない模様。
この第四作目、実はシリーズ最高傑作との呼び声が高く、ファンの間でも本作をフェイバリットに挙げる人が多いのです。ただ、機種間で微妙に出来が違っているらしく(読み込み、もっさり感)ファンによるとPS版<SS版<3DO版の順番で3DO版が最強とのことです。
まぁ今更3DO版やる人居ないと思いますが(笑)結構なプレミア価格が付いているので、興味がありましたら比較的入手しやすいPS版とSS版をオススメします。是非どうぞ。以上。